« 2014年11月 | トップページ | 2015年1月 »
「おたる水族館」の冬期営業は4季目。
今年は初めて、年末年始も開園。
見どころたっぷり。
「ペンギンの雪中さんぽ」。
1日3回、よちよちと歩くジェンツーペンギンの姿を目の前で見ることができる。
斜面につくられた専用コースを、上って下る周回の道。
一列にキチンとなったり、
ばらばらに行動したり。
なんとも、ほほえましい。
観客は一様に笑顔だ。
「ペリカンの館内ウォーク」。
ペリカン2羽が見学通路を1周する。
ぜひ参加したいのは「バックヤードツアー」。
スタッフによる解説が付いた30分。
無料、土日祝のみ1日2回。
(三が日はお休み)
文字通り、バックヤードに入らせてもらう貴重な体験。
まさに、さっき普通に見ていた水槽を、その真上から眺めることができる。
しかも、「へえ〜」や「なるほど!」が
たくさん聞ける解説付き。
これは、プレミアムな体験。
ぜひ、参加したい。
定番「イルカショー」。
安定した演技で観客を魅了。
悠々と泳ぐ魚たちに、時を忘れて見入ってしまうブルーの水塊。
慌ただしい日常をしばし忘れて、
非日常の世界にエスケープ。
それにしても、ジェンツーペンギンには、
やられた・・・(笑
年末近く、知人の訃報が届く。
40数年の短い生涯に思いを馳せると
胸が痛む。
Facebook上では、1ヶ月前に「あきらめないで、がんばる」
というような主旨の投稿がされていた。
人生はあっけない。
日々、生ききらねば。
そんなことを再認識した。
*
で、ワタシの2014年はどうだったのか。
恒例の10大ニュースとして振り返ってみたい。
1位 奥尻島へ初上陸、以降4回も行く
2位 サロマ→江差へ大移動、8泊9日のロング出張
3位 「天塩川お宝がイドブック」の編集・制作
4位 北海道新聞への記事連載、大小合わせて127本の出稿、今年も
5位 日本一キケンな神社「太田山神社」(せたな町)へ登り、達成感いっぱい
6位 羊蹄山、冬山(銭函天狗山)、狩場山(道南最高峰)へ登山
7位 2回目のサロマ100キロマラソンに挑む(も完走ならず、涙、いや満足?)
8位 8年目の自分ブログ今年も更新中、読者にありがたいかぎり
9位 江別地区の断水さわぎ、大雨の影響
10位 義母の7回忌、親戚集まる
こうして眺めてみると、
「道南ごと」が多い年であった。
多くの出会いや、すばらしい人にふれることができた1年でもあった。
なにより、
仕事仲間や、仕事を越えた同志のおかげで
成果としてカタチにつなげていけたことが、うれしい。
1日、1日、日々生き切って
駆け抜けたいと思う年末。
自然がつくる神秘な現象、
「氷筍(ひょうじゅん)」をご存知だろうか。
洞窟の中などで、上からポタポタと落ちてくる水滴により、
下から棒のように逆さツララが大きくなる氷のこと。
その姿から通称「にょろにょろ」と呼ばれている。
小さいものから、大きなものは2mにも達する。
下からは、にょろにょろが。
上からはツララが下がる、大滝の洞穴。
旧大滝村の山の中にある、このにょろにょろを見に行くバスツアーがある。
今年もシーズン1回限り。
2015年2月21日(土)。
札幌発着の1日ツアー。
スノーシューを付けて、森の中をトレッキング。
アウトドアガイドが同行するので、安心。
ぜひ、神々しい世界をこの目で見てほしい。
・冬だけ現れる氷の洞窟!大滝氷筍探訪
森町に行く。
道内では唯一「ちょう」ではなく「まち」と呼ぶ自治体。
17,000人あまりの漁業・農業のまちだ。
国道から市街地が離れているためか
あまり知られていないが、
ここ森は、グルメの街。
ミシュラン寿司店をはじめ、
個性あふれる名店がいくつもある。
そのひとつに案内してもらう。
「森のカフェ」
場所は役場のすぐ近く。
広い店内はカウンター席、テーブル席、個室がある。
さりげないインテリアや雑貨に
オーナーのセンスを感じるいい雰囲気。
薪が静かに店内を暖める。
薪ストーブを囲む席もある。
ひこま豚のソテー。
やわらかく、きめの細かい肉質が特長の地元の豚肉。
シンプルにいただく。
タラコバターうどん。
パスタテイストのうどんは、
きどらずうまい。
オープンキッチンでは、とうふステーキが丁寧に焼かれていた。
シェフは東京で修行してきたそう。
基本はカフェであり、イタリアンが楽しめる店。
インテリアのセンスやトイレへの配慮など、
女性には特におすすめだ。
そして、森町はいわゆるスナックという形態のお店が数多く存在する。
ビルはないので、路面店として通りに面して立地。
びっくりするのは、スナックと居酒屋の中間的な存在だという。
なにしろ、つまみの量がとにかく多い。
このお店では4品も出てきた。
そのどれもが美味しい。
森のスナックでは、
ママさんたちが集まって会をつくっているほど。
イベントの時など、一致団結して活動してるそうだ。
いろいろなビックリが楽しめる、森の夜。
森町駅前。
グルメ散策にまた訪れたいまち。
札幌市内でできる藍染め体験。
東区は苗穂の駅近くにある、
クリエイティブ・ワークス「Zabo」さんへ行く。
工房の入り口。
和のテイストあふれる中庭。
教えてくれるのは「藍師」こと、熊谷大輔さん。
そもそも、藍染めとは、という説明をしていただき、
体験用の基本模様のつくり方を教わり、
白い布に石などを使って「しわ」をランダムにこしらえる。
このしわ=模様、になる。
くしゃっとさせた布を溶液につける。
約1分×数回。
この工程がキモであり、色の濃さなどを決めるそう。
溶液は、微生物が生きている発酵液体で、
ぬか床のように、温度管理をしながら水を継ぎ足していく。
工房には全部で4つあり、深さはなんと1.5mもあるそうだ。
布をほどいたところ。
これを豊平川の伏流水という真水で洗うと・・・
おおーっ!
白くなって藍色がくっきりと。
これは、藍の持つ不思議な性質によるもの。
古来、日本では伝統的に使われてきた技法だそう。
工房はすてきな雰囲気。
「天然灰汁発酵建藍染め」という、化学薬品を使わない
本物が持つ質感を放っている。
さりげないディスプレイも粋。
もともとは、店舗で使う「のれん」や「のぼり」などを作っている会社。
シルク印刷やプリントサービスを手がけていたそう。
その流れで、工場の移転とともに、
この場所に湧く水質が良いということで
染め物工房を運営している。
てぬぐい、バンダナ、Tシャツ、ランチョンマット・・・
料金もお手頃だ。
自分でつくったアート作品は
ずっと長く、記念に残りそう。
・ザボ クリエイティブワークス
東区北8条東16丁目 ☎011-733-4343
道北・中川町でのイベント。
中川町の特産品、今年のハスカップワイン出荷を楽しむ催し。
「Dive to Haskap」と題され、ハスカップワインに溺れようという主旨だ。
12月20日(土)、会場は「道の駅なかがわ」。
参加費は3,000円。
ワイン飲み放題。
道北の食材をつかった創作料理の数々が出される。
同時開催で「しらかば樹皮細工のワークショップ」も。
お問い合わせは、中川町観光協会へ。
で、このハスカップワイン。
ラベルのイラストを描いたのは、竹重真紀子さん。
旅仲間であり、
イラストを趣味で描く普通の主婦の方。
中川町でのモニターツアーがご縁となり、
そのご縁の中から、
町のワインラベルを描くという快挙として結実。
すばらしい、展開。
ぜひ、飲んでみたい。