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JR江差線の廃止の日に

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▲JR北海道発足後の廃止路線(北海道新聞より)


JR江差線は、本日2014年5月11日の運行を最後に廃止される。
昭和11年の全線開通から78年の歴史に幕を閉じる。

普段、札幌圏に暮らしていると、
道南のローカル線にしか感じられないかもしれない。

函館には行ったことがあるが、
江差町や木古内町には行ったことすらない。
という人も多いことだろう。

かくいうワタシもそうだった。

移動・輸送の主役が変わりゆく。
馬車→鉄道→クルマ→飛行機・・・。

道路もどんどん整備されていく。
マチの商店街を通っていた国道が、バイパス化され郊外に通り、
その郊外に大型店が立ち並ぶ。
そして、取り残された商店街はやがてシャッター通りになる。
おなじみの光景だ。

その上、
高速道路が開通するやいやな、
マチ自体が素通りされるようになってしまう。

利便性、高速化、が進むことは
光と影の両面があるように思う。

全道各地を出張していると、
たまに、「どうしてこんなところにマチがあるんだろうか」
というところがある。

そうした場合、
調べてみると、かつて鉄道が通っていて、
駅があったことに関係していることが多い。

クルマ社会に育った我々にしてみれば
こんなところにも鉄道があったのか、と驚くばかりだが、
事実、そういうことが多々ある。

同じように、
「どうしてこんなところに人が住んでいるのだろうか」
と思うことがよくある。

それは、人里離れた海岸線であるとか、
山奥の盆地であったりする。

こちらも、たどっていくと、
生活の糧となる「資源」があり、仕事があり、産業があったことがわかる。

「ニシン漁が栄えていた」

「炭鉱があった」

「良質な材木があった」

これらの資源を運ぶために鉄道がしかれ
内陸と海を結び、船で本州へ運ばれた。

日本の経済成長とともに、
産業構造も変化する。

農林漁業→工業→金融・情報・サービス業

行き交うものは、鉄道や船で運ぶことなく
インターネットで運ばれるようなものになった。

役割を終えたものは、
新しいものにとって変えられる。
しかし、
なんでもかんでも、それでいいのだろうか。

JR九州をはじめとした全国各地では、
地域のローカル線をうまく活用した、グルメ列車や観光列車として
リニューアルして再び脚光をあびる例が報道される。

効率性や
採算コスト、維持管理といった費用対効果の経済性で
判断されていいのだろうか。

ひとつのローカル線の廃止にあたり
そんなことを思った。



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