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「熱湯経営」

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ダイワハウス工業会長の樋口健男氏が書いた「熱湯経営」(文春新書)を読み返す。
凄まじい働きぶりだ。


・石橋オーナーは創業時からすべての現場をかならず自分の眼で見て歩かれた。日が昇れば現場に向かい、始業時間になれば企業訪問をした。
私(樋口)が、30年間大和ハウスに在籍して教わったことの中で、一番大事なことは「現場に知恵あり」、である。現場が、あるいはお客さまが知恵を授けてくれる。だから、かならず現場へ行けということであった。

・入社当時は、毎朝5時半、まだ暗いうちの星を見ながら家を出た。終業は17時なのだが、1日も早く仕事をおぼえるため自分の専門分野以外の仕事についても書類を見たり勉強する。家に帰りつくのは24時から25時。風呂に入って寝ると睡眠時間はうまくいって4時間程度だった。

・支店長は社長である、地域に密着し、地域の状況を正確に把握せよ。地域のナンバーワンになるための青写真を描け。

・販売の拡大は、お客さまの支持があってはじめて実現できる。キーワードは「技術力とサービス力」である。一番のサービスは「スピード対応」である。

・一念発起してトレーニング機器を買いそろえた。自宅でテレビを見るときも、6kgのダンベルを離さず筋力アップを試みる。会社では15階の役員フロアまで324段の階段を毎日歩いて登る。「年齢8掛け、精神7掛け」をモットーにしている。

・石橋オーナーからは「商品は3年後には墓場へやれ」とくりかえし言い聞かされた。商品は3年もすれば過去のものとなる、と考えてかからなければならない。いい気になっていると、ふと気づいた時には飽きられている、陳腐化している。だから、つねに新しいものを開発し、売り出すときには「寿命は3年」と心得なければならない。


・プロとアマチュアの違い、(かっこ)内はアマ

「成長を求めつづける」      (現状に甘える)
「自信と誇りを持つ」        (ぐちっぽい)
「常に明確な目標を思考する」   (目標がばくぜんとしている)
「可能性に挑戦する」        (経験だけに生きる)
「自己訓練を習慣化している」  (気まぐれである)
「使命感を持つ」          (途中で投げ出す)
「やれる方法を考える」      (できない言い訳をさがす)

樋口氏は、「あとがき」でこんなメッセージを発している。
「かつての日本人が持っていた、真摯勤勉で、夢を抱いてチャレンジする熱い心を取り戻したい」。

「熱湯経営」。

非常に参考になる。


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