「種まき社長」と「刈り取り社長」
西田文郎氏のメッセージに共感する。
「種まき社長」と「刈り取り社長」。
種まく人になりたいものだ。
以下、転載。
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私はこれまで何千人もの企業のリーダーの方々へ指導を行ってきた
。
それで感じるのは、
社長には『種まき社長と刈り取り社長』の
大きく分けると二通りのタイプの人がいる事だ。
同じ経営者でも『種まき社長』は利益だけを求めるのではなく
社員、顧客、商品、等『人や物』を非常に大切にし育てて利益を上げる経営者である。
この様な経営者は社員教育も、
ただ利益を上げる為の戦略・戦術だけを重要視するのではなく
『社会の為になる人間教育』を強く望んでいるものである。
一方『刈り取り社長』は人間性より、
ただ儲かれば良いと考えている為、
儲かる話なら何でもやり、
他人様の事は二の次で育てる事より、
刈り取る事ばかり行っているのである。
勿論、後者の経営者は人のリストラは平気で、
心が痛むどころか社員という身内も育てるのではなく刈り取るのである。
それらの人を見ていると種まき社長であった
『松下幸之助氏』や『豊田佐吉氏』や『本田宗一郎氏』他の先達が懐かしく思い出されるものである。
時代の移り変わりもあるだろうが日本の経営者が実に軽くなった様な気がするのである。
その為、信念のある『種まき社長』に出会うと昔を思い出し私もワクワクするのである。
人を育てた種まき社長は死ぬと多くの人に惜しまれるのだが、
ただ儲かれば良いと思っている刈り取り社長は死んでも惜しまれないのである。
小利口な刈り取り社長を見ていると経営者は
『生きては人に喜ばれ、死んでも人に惜しまれる』
人間でなければならないとつくづく思うのである。