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「全道しごとおこし・まちおこし人情報交流会」から

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今年で第7回となる「全道しごとおこし・まちおこし人情報交流会」に参加する。
タイトルどおり、全道各地から121人が集まる。
講演では、雑誌「スロウ」を手がけるソーゴー印刷の高原淳さんが、
「外の視点で、若い力で北海道づくり」と題して
ご自身がやってこられたことを語った。

高原さんは、Uターンにより継いだ会社を
「雑誌メディアの東京一極体制を変えたい」
との思いを抱き、「東京でもない、札幌でもない、ここ帯広から北海道の本を作って情報発信していこうと心に決めた」という。

文字物が得意な印刷会社から、
広告事業としてフリーマガジンを発行し、
雑誌「スロウ」の出版。
マーケティング事業として「マイステージ北海道」を創設、
付帯サービスとして「チビスロウ」を開始、
出版事業として「ケランケラン」・「スロウ十勝」へと展開する。

なかでも、スロウの編集理念は、
「足元の豊かさに光を当てながら、ワクワク北海道をつくります」というものだ。
「北海道の一部を変えたい」と思って創刊した雑誌。
全道各地を取材してまわってわかったことは、
「北海道らしい生き方をしている人は、実は移住者に多かった」という事実。

その移住者から学ぶこと。
行動力〜高い理想を持っているか。
継続力〜目標に向かって活動しているか。
チャレンジ精神〜日々新しいことに挑戦しているか。

十勝を拠点に活動する高原さんの目には、
地方の現状は「エネルギーの高い人、野望に燃えている人は、東京をはじめとする大都会に流出して生まれ育ったマチに戻ってこない」とうつっている。

だからこそ、故郷を変える力を持った地元出身者が戻ってくる仕組みと、
地元のひとたちにはない能力を持った移住者が増えるような環境づくり
の2点が大事ではないか、と訴える。

高原さんの講演を聞きながら、
実は、ワタシもまったく同じことを思っていた。

ワタシの取材相手も7割方が道外から転入してきた方々だ。
北海道にある想いを抱いてやってきて、住み着いた人びと。
彼らの、いきいきとした、そして凛とした佇まいやその熱を取材を通して感じる。

人はえてして、普段いつもあるものを当たり前だと思ってしまう。
周りにあるものの価値に気づかず、ないものねだりに走ってしまう。
そのことに気づかせてくれるのが、外からの視点。
つまり、移住者の生き方・暮らし方だ。
「ある」ことに対する、ありがたさを再認識させられる。

高原さんの講演を聴き終えて、ワタシはノートにこんなことを書いた。

「ひたむきに生きる人や自然に光を当て、
道内はもとより、首都圏・関西圏にその姿を伝える」。

ワタシのやるべきことが、一層明確になった。










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