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2012年11月

11月の最終日

11月も最終日となり、今年の残り少ない日々にあせる。
12月のカレンダーの配置からすると、最終週は使えないであろうから、
実質、21日までの2/3になろうか。

そんなことを考えながら、
来月の「取材先リスト」を作成。

「年末年始のやりたいこと」もリストアップしてみる。

ついでに「2013年の展望」メモページも作成し、手帳の入れ替えに備えることとした。

12月の8日(土)には、松村先生のマンダラ手帳セミナーがある。
その日までには、ある程度の手帳整備を進めておきたい。

ラストスパートの月が迫っている。
ぬかりなく、ムダなく、力を出し切れるよう、
準備し、計画し、行動していきたい。



当別町での着地型観光プラン造成ワークショップ

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当別町で開かれた「当別の着地型観光プラン」造成のためのワークショップに、オブザーバー参加する。
役場の方をはじめ、青年会議所、医療大学、商工会、学校、農業関係者、飲食関係者などが集まる。

いわゆる従来型の観光業者からの視点ではなく、
むしろ逆の視点からここ当別のいいところ・強みを再確認し、
それを時代の流れに結びつけて、
ビジネスチャンス(市場機会)にしていこう、というものだ。

当別町には、大規模な地域の中核となるような観光施設はない。
一方で、独自性を発揮して目立っている農業生産者が多く存在する。
飲食店でも、個性的で特長あるお店が多数存在する、
そんなエリアだ。
かつ、大集客地・札幌の隣に位置する。

ワークショップ参加者からは、冬の雪の多さ、吹雪のすごさがあげられていた。
地元の人にとっては、迷惑でやっかものの吹雪でも、
東京など都会からやってくる観光客にとっては、
吹雪体験は「スゴい!」ものとなる。
さすがにクルマでは危険すぎるが、当別には札幌とを結ぶJRが通っている。
JRに乗っての吹雪体験。
発想を逆手にとると、こういうプランも生まれるのだろう。

その他、ここ当別は花卉生産が盛んなところだそうだ。
その農家さんへ伺って、花を収穫してアレンジメントして・・・

また、JR駅から歩いて行ける農場もあるという。
他のマチではちょっと考えられないことが、当別ではできる。

発想を変える。

弱みは強み。

打つ手は無限。

そんなことを感じさせていただいた2時間であった。








知識は覚えるのでなく、活用する

「二宮尊徳の遺訓〜混迷のいまを生き抜く知勇」
松沢成文・鴻谷正博 共著 ぎょうせい を読む。

・勤・倹・譲」の基本精神
・積小為大
・一円融合
・分度と至誠

などなど、人として生きる道の基本が書かれている。
なかでも、「痛っ」として引っかかった部分。

「尊徳は苦難の時代、寸暇を惜しんで読書に励んだ。
しかし、書物を学ぶのではなく、書物から学ぶ。
知識を覚えるのではなく、知識を活用する、という方法であった。
したがって、書物から得た知識をうのみにして、
ただ頭だけで理解して物知り顔で道を説く者に対しては、厳しい批判を加えている」

尊徳が最も嫌ったのは「論語読みの論語知らず」であった。
単なる学問ではなく、実学や実践を重んじた、とある。

ワタシも痛切に反省せねばならない。

ビジネス本読みの、ビジネス知らず。

マーケティング本読みの、マーケティング知らず。

ドラッカー本読みの、ドラッカー知らず。

こうなってはいけない。
<知識を覚えるのではなく、活用する>。
実際に自分のなかで、応用してやってみなければ知識は意味がない。

ドラッカーが、「時間を記録せよ」と教えれば、実際にやってみなければならない。
「廃棄の会議を定期的に持つことである」と指摘すれば、実際に実施しなければ意味がない。

我々はややもすれば、次から次へと新しい本をとりがちだ。
それはそれで、大切な一面ではあるが、
重点は、じっくりと「知識の活用」へ移行しなければならない。

実際、知識の活用で成果を上げる仲間もいらっしゃる。
ワタシたちも、そうありたい。



スキー場の取り組み、2例

新聞にスキー関連の記事が出ている。
一つは、北海道索道協会が12月1日から行う初のスタンプラリー企画。
道内103カ所のスキー場や観光ロープウェイなどが参加する。

道内のスキー場リフトなどの利用者は、1990年代前半には年間延べ9,000万人を越えていた。
しかし、その後は利用者の減少傾向が続き、昨シーズンは3,991万人にまで落ち込んでいるそうだ。

もう一つは、富良野スキー場の話題だ。
開業50周年を迎えた同スキー場では、これまで3,200円の小学生リフト1日券を無料にし、加えて富良野市内の約30軒のホテルやペンションでは今季の小学生以下の子どもの宿泊代を無料にするプランを打ち出すというニュース。

こちらも、ピークの62万人から昨季は18万人と約7割も減ったそうだ。

元スキーヤーとして、
これらの動きを応援したい。

「MBAのための企業家精神講義」を読む

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先日の周年記念講演で知った、瀬戸先生の本を読む。
「MBAのための企業家精神講義」。
編者は、小樽商科大学ビジネススクールとなっているが、
実質の著者は瀬戸篤先生だ。

本書は4章から書かれている。
アダムスミス、シュンペーター、ドラッカーから考察する「理論編」。
ホンダ、京セラ、ソニーなどから考察する「歴史編」。
日本の大学発ベンチャー、地域に見る企業家精神から考察する「現実編」。
そして最後に企業家のための「実践編」。

なぜ、この本を書いたのか。
どんな人に読んでほしいのか。
前書きにこんな一節が書かれている。

「こうした経済環境の激変、教育現場における指導体験から、
”人は、就職や結婚、昇進や転職、退職や独立などの局面で
困難という壁に必ず直面する。
だからこそ、人生のさまざまな局面で企業家精神が求められるのではないか。”
と考えるようになった。
そして、これらの壁を乗り越えるためには、明日に架ける橋が必要だが、
その橋こそがイノベーション(新結合)と呼べるものであろう。
それゆえ、人はさまざまな壁を乗り越えるための行動原理、
すなわち企業家精神を必要としており、
本人の出自や気質もさることながら、
歴史上の理論や事例を学ぶことによって
企業家精神は後天的に身につけることが可能だと思う」


最後の方に書かれている「企業家精神15か条」がいい。
以下、列記したい。

1)言葉を肯定形で結ぶ(コップに水が半分も残っている)
2)部分否定は慎重に
3)知らないことは必ず調べてから返事する
4)映画や本は自分の目で見て読んでから判断する
5)引用する時は事前にオリジナル出典で必ず確認する
6)本は熟読、線を引いてコメントを余白に書き込む
7)いつも堂々とパートナーに包み隠さず真実のみを語る
8)知らないことは沈黙する
9)嫉妬は企業家精神の最大の敵
10)信ずるべきものを、絶対的に信ずる
11)時間や約束を守れないときは、必ず事前に連絡する
12)法定書類は速やかに届ける
13)相手に復唱・確認を求める
14)目的と手段をとり違えず、ミッションを明らかに理解する、させる
15)3分以内に決断できることのみ採用する

そして、こんなことばを紹介している。

<友の憂いに我は泣き、我が喜びに友は舞う>

ワタシもそうありたい。
ぜひ一読をおすすめしたい「企業家精神講義」。
同文館出版、2,300円。









法務会計プラザ、 ナレッジプラザ、 パートナーズ会の周年記念

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法務会計プラザ15周年。
ナレッジプラザ10周年。
パートナーズ会5周年。
この3つの周年記念セミナー&交流会に参加をする。

基調講演は小樽商科大学ビジネススクール教授の瀬戸篤先生。
演題は「今後のプロフェッショナルのあり方」。

「成長」と「発展」の概念の違いから入り、
経済成長という長い時間軸の中では、
50〜55年に一度、約10年近くの移行期が必ずある。
この移行期こそが「経済発展」であり、
それは企業家による「新結合」がなされるからであると、説明する。

その新結合、今風に言えばイノベーションということばだが、その本質は何かと言えば、
新しい組合わせにほかならない。
組合わせ方も、突き詰めると次の5つになる。
1)原材料
2)加工法
3)商品
4)販売チャネル
5)組織

企業も、そのライフサイクルから衰退する局面が必ず生まれる。
だがしかし、IBMのガースナーがそうであったように、
一人のマネジメントにより企業は生まれ変われるものなのだ。

時代が変化し、若年労働力が不足している。
労働力の担い手の半分は女性が占めるようになってきた。
そこで問われるのは、「教養人」である。

教養を養うにはどうしたらいいか。
・夫婦で映画を見る
・仲間と読書会を開く
・異分野のプロフェッショナルと付き合う

と、ざっとこのような迫力ある講演内容であった。

つづいて、学び仲間の実践報告として旭川の健成社さんからの講演。
アトリエテンマの長谷川さんらのパートナーズ会の活動報告などが行われた。

会の挨拶などでは、
こういう機会に、10年前を振り返り、今後10年後をどう展望するか、
そういったちょっと立ち止まってみてほしい、という話を聞く。

なるほど。
10年前の学びの結果が、今の自分である。
逆に言うと、今の学びが10年後の自分をつくる。

日頃、おせわになっている会の周年行事に参加させていただき、
自分の道の方向性を確認する。
大変、有意義な時間となった。


モエレレストラン+旭山記念公園の夜景

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モエレ沼公園内にあるフレンチの「ランファン・キ・レーヴ」さんに撮影に行く。
この日は初雪が降り、雪明かりがきれいであった。

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フルコースの料理

道産の素材をふんだんに使っている。
見た目も美しい。

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こちらは、旭山記念公園からの夜景。
「モエレのレストランで食事をして、旭山の夜景を楽しむ」というコース設定。

ニコン50㎜・F6.3・8秒・三脚

実は、旭山には2回行った。
一度目には、視界が悪くまったく夜景が見えない。
しかし、翌日はごらんのとおり空気が澄みいい状態になる。

雪の季節は一層きれいになるであろう。


「農家のかあさん土曜市」

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今年度も始まった、江別の農産物加工フェア「農家のかあさん土曜市」に行く。
江別産の農畜産物を使った加工品などが並ぶ。
会場には、テレビクルーも取材に入っていて、熱気がみなぎる。
思えば、ワタシも知り合いが多くなった。
いろいろな取材を通じて、あいさつを交わす生産者が増えた。

次回は、12月15日、1月19日、2月16日、3月9日のいずれも土曜日に開催される。
時間は10時〜14時、会場は江別河川防災ステーション。

江別の生産者が自らつくる、ケチャップ・チーズ・味噌・豆腐など、
その愛情こもった逸品を味わえる機会。

ぜひ、ご賞味あれ。


廃棄

なじみの過去を捨てて、リスクをとり、
未知の世界へ飛び込むことなしに、
21世紀において繁栄することはありえない。

ピーター・ドラッカーはそういう。
いかに「廃棄」ということを定期的に行えるか。
「廃棄の会議を定期的に開け」とまで、ドラッカーは言っている。

イノベーションが行われないのは、昨日の製品や方法と縁を切れないからであるという。

ワタシとて、同じだ。
注文がこなくなった分野のことは、あっさりと止める決断をすること。
「これまで得意であったこと」と「今、最も得意であること」はちがう。
いつまでも、過去のイメージを引きずっていてはダメなのである。

   選択 < 廃棄 < 集中

この3つを定期的に行わなければならない。
そして、シンプルに「特化」していく。
特化した上で、コラボレーションする。

「組合わせ自由」となった今の世の中で、
求められている企業戦略のように思う。


このごろの、今日の1日

手帳の記録によれば、このところ、朝の起床は6時台にずれこんでいる。
6:05、6:20、6:20といった数字がつづく。
本来は、5:30に起きることを日課としていた。
睡眠時間や前夜の過ごし方を含めて、見直しが必要だ。

バタバタと朝の準備を経て、仕事は7時すぎからスタートする。
担当しているFacebookへの記事投稿や、メールをチェック。
ここ数日は、運営しているWEBサイトの「冬版」への更新作業を行う。
掲載先に電話をかけて、内容を確認して修正をしながら更新。
HTMLのタグとやらに悪戦苦闘しながら、細かな作業を進める。

気がつけば、お昼。
外出の用意をして、取材先に向かう。
この日は、「三浦雄一郎&スノードルフィン スキー・スノーボードスクール」さんだ。
ススキノの近くにあるマンションの事務所に、校長である佐藤さんを訪ねた。
約1時間近く、いろいろなお話を伺い、終了。

その後、街中をカメラ片手に晩秋のマチを撮影。
書店に足を踏み入れ、雑誌類をパラパラとチェック。
ビジネス、パソコン、写真とコーナーを巡る。

仕事場に戻って、メールのへ返信・転送を行う。
気がつけば、1時間を要していた。
そして、午前中の作業のつづきや、資料の整理。
明日への準備などを行い、だいたい19時にはいったん終了。

作業は終了しても、仕事のことが頭から離れることは、ない。
新聞を見ても、テレビのニュース番組を見ても、
それが、ネタになったり取材対象になったりする。


ドラッカーは「創造する経営者」のなかで、
企業にとって今日行うべき仕事は3つある、と指摘する。
それは、
1)今日の事業の成果をあげる
2)潜在的な機会を発見する
3)明日のために新しい事業を開拓する

これに習ってワタシは、できうることならば、
午前中は、デスクワークを行い今日の事業の成果をあげ、
午後は、人と会ったりミーティングを通じて次なる機会を発見し、
夜は、次のクールにむけた勉強会参加や新規プロジェクトを企画する。
そのように時間を配分したい。

しかし、なかなか現実はそうならない。

けれど、目先の作業ばかりに没頭つづけて、
遠くをはかることをしなければ、明日はない。

このことを今一度、肝に銘じて、今日も走りつづけたい。



坂本光司先生の講演会

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「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者、
法政大学大学院政策創造研究科教授の坂本光司先生の講演会に参加する。

久しぶり、ガツンと響く90分となる。

坂本先生は日本の中小企業の現場を訪ね歩き、
その数7,000社のうち1割に当たる700社くらいしか「いい会社」がないことを指摘する。

ここをもっと増やさねば、日本の社会は良くならないと喝破する。

いい会社とは、正しい経営をしている会社。
正しい経営とは、人の幸せを追求することだと断言する。
それは決して、売上高などの業績ではないという。
そういう数字は正しい経営をした結果の評価に過ぎない。

経営において、大切にすべき人とは。
主に4人。

1)社員とその家族
2)仕入れ先や社外社員
3)お客様(現在客と未来客)
4)地域住民、弱い立場の人(障碍者、高齢者、シングルマザー)

会社は家族だ、と坂本先生は指摘する。
家族ならば、

もし5人家族で、食べ物が3つしかなければどうするか?
5等分する親はいないであろう。
子どもたちに3つを与え、自分たちは分からぬところで水を飲んでヤセガマンするのが普通の感覚だろう。

しかし、今、企業経営の現場ではそうはなっていないことを嘆く。

つまり、業績の悪化により、弱い立場の社員がリストラという名のもと、
クビを切られている。

このような企業社会が普通とされる日本社会がはたして正常だろうか。
坂本先生は、ここを変えなければ日本はおかしくなるという。

正しい経営はほろびない。

企業経営とは、「地域住民・弱き立場の人々を幸せにする活動」
だと、定義する。

会社は家族のようにぬくもりのある場所でなくてはならない。
家族の中に障碍者がいれば、助けあうであろう。
家族の中に高齢者がいれば、フォローしあうであろう。

会社であっても同じこと。

小さなコップの中で、価格などの競争をしている場合ではないのだ。

「日本でいちばん大切にしたい会社」
シリーズで3冊出版されている。

ご一読をおすすめしたい。





「全道しごとおこし・まちおこし人情報交流会」から

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今年で第7回となる「全道しごとおこし・まちおこし人情報交流会」に参加する。
タイトルどおり、全道各地から121人が集まる。
講演では、雑誌「スロウ」を手がけるソーゴー印刷の高原淳さんが、
「外の視点で、若い力で北海道づくり」と題して
ご自身がやってこられたことを語った。

高原さんは、Uターンにより継いだ会社を
「雑誌メディアの東京一極体制を変えたい」
との思いを抱き、「東京でもない、札幌でもない、ここ帯広から北海道の本を作って情報発信していこうと心に決めた」という。

文字物が得意な印刷会社から、
広告事業としてフリーマガジンを発行し、
雑誌「スロウ」の出版。
マーケティング事業として「マイステージ北海道」を創設、
付帯サービスとして「チビスロウ」を開始、
出版事業として「ケランケラン」・「スロウ十勝」へと展開する。

なかでも、スロウの編集理念は、
「足元の豊かさに光を当てながら、ワクワク北海道をつくります」というものだ。
「北海道の一部を変えたい」と思って創刊した雑誌。
全道各地を取材してまわってわかったことは、
「北海道らしい生き方をしている人は、実は移住者に多かった」という事実。

その移住者から学ぶこと。
行動力〜高い理想を持っているか。
継続力〜目標に向かって活動しているか。
チャレンジ精神〜日々新しいことに挑戦しているか。

十勝を拠点に活動する高原さんの目には、
地方の現状は「エネルギーの高い人、野望に燃えている人は、東京をはじめとする大都会に流出して生まれ育ったマチに戻ってこない」とうつっている。

だからこそ、故郷を変える力を持った地元出身者が戻ってくる仕組みと、
地元のひとたちにはない能力を持った移住者が増えるような環境づくり
の2点が大事ではないか、と訴える。

高原さんの講演を聞きながら、
実は、ワタシもまったく同じことを思っていた。

ワタシの取材相手も7割方が道外から転入してきた方々だ。
北海道にある想いを抱いてやってきて、住み着いた人びと。
彼らの、いきいきとした、そして凛とした佇まいやその熱を取材を通して感じる。

人はえてして、普段いつもあるものを当たり前だと思ってしまう。
周りにあるものの価値に気づかず、ないものねだりに走ってしまう。
そのことに気づかせてくれるのが、外からの視点。
つまり、移住者の生き方・暮らし方だ。
「ある」ことに対する、ありがたさを再認識させられる。

高原さんの講演を聴き終えて、ワタシはノートにこんなことを書いた。

「ひたむきに生きる人や自然に光を当て、
道内はもとより、首都圏・関西圏にその姿を伝える」。

ワタシのやるべきことが、一層明確になった。










「後期近代のモノ離れ」論

新聞に「各自核論」という小論文のコーナーがあり、
興味深い分析を読む。

「後期近代のモノ離れ」と題して、筑波大大学院教授の土井隆義氏のものだ。
以下、要旨を抜粋して紹介したい。

   *

現代の若者たちは、しばしば嫌消費の世代と呼ばれる。
経済不況の世に生まれ、その環境を生き抜いてきたためか、彼らの消費行動はそれ以前の世代と比較して抑制的である。
しかしその一方で、彼らはSNSを巧みに使いこなすデジタルネイティブの世代でもある。そこに投入される金額は相当に大きく、その点から見れば彼らの消費意欲は決して減退していない。
若者の消費行動はコンテンツ消費からコミュニケーション消費へと移ってきたという見方が一般的になりつつある。
その背景には、日本社会の構造的な地殻変動がある。
経済成長から飽和点を越えて成熟期へと日本の社会が移行しつつあることの反映である。

過去の消費行動は、その多くは人間関係を嫌悪する傾向にあった。
1人で過ごせる部屋を持ち、そこで好きなビデオやオーディオを楽しみ、自家用車で外出したい。など、人間関係をうっとうしいものと感じ、そのしがらみから解放されることを願っての行動だった。
それに対して、今日のコミュニケーション消費は、他者とつながることを第一の目的とする行動である。
そこでは、お互いの関係を確認しあうためというより、関係を盛り上げるためにさまざまな消費が喚起される。
したがって、コミュニケーション消費におけるコンテンツはお互いに盛り上がるためのネタにすぎないともいえる。
後期近代に入った今日では、人びとの価値意識も多種多様になっている。
何を指針として生きていくべきか、その人生の物差しは人によってまったく違う。
良くも悪くも安定した価値基準が存在しない。
さまざまな価値の序列制は失われ、どんな選択肢を進んでも、それを選んだことの絶対的な根拠を見いだしづらくなっている。
かつてのように安定した評価の物差しがあれば、それを人生の羅針盤に据えることもできるであろう。
しかし、現在ではそれが見当たらないため、その代替として他者からの反応を受けることで、自らの判断や選択の正当性を見定めざるえない。
現代の若者たちが人間関係に過剰に投入し、過大な価値をそこに見いだすのもそのためである。

近年、コレクティブハウスやシェアハウスがもてはやされ、かつての長屋暮らしをほうふつさせるライフスタイルが広まりつつある。
しかし、それらも近代化以前への逆戻りではなく、むしろ後期近代への移行を示す現象として理解すべきである。
いま私たちは近代精神の分水嶺に立っている。

   *

マーケティングに携わる者として、非常に興味深い分析だと思う。
もちろん、筆者が指摘することが「すべて」ではない。
けれど、そういう見方もありだし、そう見ることで見えてくることもある。

最近、驚いたCMがある。
トヨタ自動社の「免許をとりに行こう」CMだ。
クルマを買ってくれ、でもなければ、
走りのライフスタイルを訴えるものでもないCM。
まずは、免許を取得してください、というメッセージに時代の変化を感じる。

・モノ所有→つながり所有
・画一的なものさし→多様な価値観
・わかりやすい自己評価→他者反応による自己評価

時代の空気は変化する。






マンダラチャートへのまとめかた

1
ワタシは何の仕事に集中して取り組まねばならないか。
今一度、整理してみた。

その結果、「鍛え続ける積み重ねプロジェクト」として4つのことにたどり着いた。
1 札幌と広域圏の移動体験消費(おでかけ)ネタ・ニュースの取材
2 道央圏のアウトドア情報の収集
3 集客・増客に関する悩みの解決
4 互恵関係メディアの開拓

それ以外に、5つのやりたい自分ごとプロジェクトに切り分けてみた。

と、ここまで、頭でもやもやしていたことが、
ずいぶんと、すっきりした。

やるべき(=時間を費やす)方向性がハッキリとした。

でも、箇条書きスタイルにまとめられた文言は、
なにか「バランスの悪さ」を感じていた。

そんな時、ある本に書かれていたことを触媒に、
マンダラ式に再構成してみることを、ふと、思いついた。
Photo
それがこのノートに書き移したものだ。

・体力(=健康)
・仕事
・経済
・家庭
・社会
・人格
・学び
・レクレーション(遊び)
この8分野に、前述の箇条書きでリストアップしたものをはめ込んでみた。
その上で、数字的な目標数値を入れてみた。

多少のムリはあるものの、みごとにハマった。
自分がやるべきこと、やりたいことに囲まれ、かつその重みづけも数値でわかるようになった。

もちろん、今までもこのマンダラシートを使っていた。
「人格」のマスには、「人格を高めるために何を目標としようか・・・」
などど、多少ムリヤリ的なことを考え、考えたことを記入していた。

しかし、今回のは違う。
そういった人格、学びなどのワクにとらわれずに、
リストアップした項目を、
逆に、そのワクにはめていったのだ。

すると、なんとも自分らしいマンダラチャートになったような気がする。
バランス良く、進行方向が見えた気がする。
他人から見たら、なんのこっちゃ? なのだろうが、それでいい。

このチャートを指針に、1ヶ月・1週間をデザインして進む。

しばらく、このスタイルで行こうと思う。





「一番ではなく、一流を目指せ」

月刊「致知」12月号が届く。
「生きている間がチャンスゾーン」と題して、仙台のラーメン店「五福星」を営む早坂雅晶氏のインタビューに読み入る。

「一番ではなく、一流を目指せ」ということばに感銘を受け、
一流というのは、どんな田舎でも目指せる。
自分の場所でやっていることを、明日帝国ホテルでやってくれと言われても、びびらずにやれるかどうか。
日頃からどれだけのものを真摯に積み上げてきたかが勝負なんだと思ってラーメン店を経営してきたという。

早坂氏は、このことばに出会って以来、地元・仙台を出ることをやめたという。
東京進出の話も、フランチャイズの話もずいぶんといただいたが、全部断った。
店も繁華街から郊外へ移転し、一流ならここに人を呼べなきゃだめだ、という気概でやってきた。

ところが、魔がさした、ともいうべき出来事により、1億円の借金を背負う。

もう一度、死ぬ気でやってみようと妻と一緒に知恵を出し合い再出発をする。
そんな折り、疲れもたまっていたこともあり、作業中の製麺機に右腕がはさまれる事故が起こる。
病院での手当もむなしく、大切な利き腕を失った。

入院中、店のスタッフが奮闘した。
なんとか現場に戻って、損得を抜きにがんばっていたら、不思議なことが起きた。
仙台のテレビ局が東北のラーメン店ランキングという企画を通して、突然ナンバーワンに選ばれたという。

こんなすごい人生を歩んできて、
早坂氏は「人間は生きている間がチャンスゾーンだと思うんです。生きているうちに、何もやらずにぼーっと過ごすのは絶対にもったいない。
人の究極の幸せというのは、他人に何かをプレゼントして、その人が喜んでくれることによって得られると思います。
それが僕にとっては、おいしいラーメンを提供することであったり、被災者への支援を通じてたくさんの人に喜んでもらうことなんです」と語る。

あなたが人を喜ばせることは、どんなことでだろうか。
日々、何を真摯に積み上げているだろうか。


サッポロファクトリーのジャンポクリスマスツリー

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サッポロファクトリーのアトリウムでは、毎年恒例のジャンボクリスマスツリーが点灯した。
高さ15メートルのトドマツに星をちりばめたようなLEDが点灯する。
16時から22時までの間、1時間ごとに5分間音楽に合わせた光のショータイムが実施される。

12月25日まで、毎日実施。
観覧無料。



平岡樹芸センターの紅葉

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平岡樹芸センターのノムラモミジ並木道。
真っ赤な紅葉トンネルを歩く。

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赤や黄色の葉が落ち、やがて雪がふる。
なかなか思うように進まない人間の営みに比べて、
自然の営みは、着実に変化していく。


北大のイチョウ並木と菊まつり

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紅葉取材も終盤を迎え、北大のイチョウ並木もご覧のとおり色づいてきた。
黄色の回廊が長さ380メートルに渡ってつづいている。
すでに、多くの市民や観光客がシャッターを押す。

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マチの地下通路では「さっぽろ菊まつり」が開催されている。
みごとな菊が歩行者を楽しませる。
11月4日(日)まで。


もいわ山の紅葉

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藻岩山の撮影で、観光道路を上がる。
山頂から見た、円山。
山は赤や黄色に染まり、あたかも燃えているような風情だ。

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望遠でアップにしたエリアは、中島公園。
箱庭のように艶やかだ。

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ロープウェイのゴンドラも景色に同化する。

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森の中に入ると、より深く紅葉が楽しめる。
風がやむと、雪虫がどこからともなく、舞っていた。


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