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「効率よく」の反対

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最近、「効率よく」ということばに違和感を感じることが多くなった。

「効率よく回りたい」
「効率よく生産したい」
「効率よく仕事をしたい」

ようするにムダなく、上手に行動したい、
ということ。
「大企業」の「サラリーマン」ならば、それでいいのだろうが
そうでなければ、いったん、効率の悪いいとなみのなかにこそ、
新たな発見があったり、おもいがけない出会いがあったりするような気がする。

効率の反対は、「丁寧」だろうか。
量ではなく、「質」だろうか。
無味乾燥ではなく、「温もり」だろうか。

効率よくメニューを100皿短時間でつくれることより、
ていねいな仕事ぶりで、30皿しかつくれない味の方がいい。

効率よく原稿を10本、午前中で作成することよりも、
ていねいによく調べた3本の、気持ちが入った原稿の方がいい。

特に我々のように「つくる」系の人間はそうであるように思う。


そんな中、「価値づくり経営の論理」延岡健太郎著、日本経済新聞出版社
を読む。

「日本製造業の生きる道」との副題がついている。

この本のまえがきに同感させられる文がいくつも並ぶ。

「量販店で少しでも値引きが大きい商品はないかと探している顧客よりも、
新しいiPadが出た時に行列をして買っているお客の方がうれしそうに見える」

「薄利多売で大量生産・大量廃棄のものづくりから抜け出し、一つひとつの商品に価値をつくりこむことは、地球環境にとっても良い。丁寧に価値づくりをすることによって少ないものづくりでもうまく経済がまわるようにする」

「価値づくりは、小手先の戦略や戦術によるものではない。鍛え上げた開発・製造能力を駆使して、しかも、顧客にとっての本当の価値を考え抜き、つくり手の魂を込めたものづくりによって初めて可能となる」

筆者は、日本の製造業を念頭において訴えておられるが、
それは、我々のようなクリエイティブ業においても全く同じだ。

「長期間にわたり愚直にブレることなく特定分野の能力を鍛え続けなくてはならない」。この積み重ね技術こそ、他社にまねされることのない独自の技術につながると説く。

なにか、マラソンのようないとなみ、に通じることのように思う。


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