根室出張
根室出張を終えてきた。
釧路に前泊して、レンタカーで走ること約2時間。
最果てのまちにたどり着く。
市役所で仕事をして、最東端の納沙布岬に行く。
北方領土がまじかに見える。
この半島部分は、気候がきびしいのか、荒涼とした独特の風景が広がる。
おどろくのは、一般の住宅があることだ。
人々の暮らしの営みが、こんなところにもあることにびっくりした。
帰りは、クルマ2時間+JR4時間+乗り換え0.5時間。
北海道は広い。
背中とおしりが痛くなりながら、
無事、帰宅。
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根室出張を終えてきた。
釧路に前泊して、レンタカーで走ること約2時間。
最果てのまちにたどり着く。
市役所で仕事をして、最東端の納沙布岬に行く。
北方領土がまじかに見える。
この半島部分は、気候がきびしいのか、荒涼とした独特の風景が広がる。
おどろくのは、一般の住宅があることだ。
人々の暮らしの営みが、こんなところにもあることにびっくりした。
帰りは、クルマ2時間+JR4時間+乗り換え0.5時間。
北海道は広い。
背中とおしりが痛くなりながら、
無事、帰宅。
先週は、むかわ町に美唄市に出張。
週末は、千歳市と石狩市の取材。
そして、昨日、新冠町に行く。
各まちは、それぞれの課題を抱えている。
しかし、そこにはゆるやかな時間が流れている。
そこしかの、美しい自然が残されている。
この地方出張の取材の仕事も、残すところ1か所となった。
道東は根室市。
充実したものになるよう、段取りよく出発したい。
石狩市の浜益にある黄金山に登ってきた。
標高は739.5m。
富士山のような山容が特長の山。
国道からは、ご覧の看板から入る。これより4㎞じゃり道走行。
駐車場に到着。トイレ棟もきれいに管理されている。
登山ポストに記入をして、いざ出発。
沢の音をBGMにゆっくり登っていくと、およそ15分で水場がある分岐点に出る。
今回は新道を行く。
途中、
山頂が見える。
平坦な草地を過ぎると、
徐々に傾斜がきつくなる。
やがて、岩場混じりの樹林帯に入る。
道はよく整備されていて、
ロープも要所に張られているので
つかまりながら、慎重に登る。
水場の分岐点から、およそ1時間。頂上付近に到着。
ここの岩場が狭く、絶壁になっていて、少々コワイ・・・。要注意場所。
黄金山山頂に到着。くつろぐ登山者たち。
山頂からの景色はまさに絶景。
360度のパノラマ。日本海も一望。浜益のまちから、遠く小樽方面の山々も見える。
先ほどの山頂ピーク手前の岩場を、山頂から。
高度感いっぱいなスリル満点な場所。
山では、静かに紅葉が始まっている。
10月の上旬ごろが、見ごろだろうか・・・。
グループで、ファミリーで、そしてカップルでも登山を楽しめる黄金山。
軍手、水、食糧と、基本装備はお忘れなく。
下山後は、近くの浜益温泉がおすすめだ。
「原稿」を、どうつくるのか。
ワタシのやり方をご紹介したいと思う。
例えば、A4に1ページ、1,000字だったとする場合。
成否、勝負は取材に行く前にかかっている。
事前準備こそ、重要である。
あらかじめ、インタビューの質問項目を考えながら、原稿の基本的な流れを構想する。
これは、いわば、仮説を立てる作業に近い。
そして、本番。
インタビュー時には、この仮説を検証する作業になる。
やっぱりそうだ、という部分もあるし、へえ~と意外な展開に引き込まれる時もある。
そうして、現場活動を終えたあと、一定の冷却時間をおいた後にアタマの中を整理する。
そして、書き始めるのだが、書く前にワタシは一度、紙に構成要素を落とすことにしている。
どの話題をどのように配置するかの、いわば設計図にあたるもの。
モレがないよう、流れが良いようにチェックする。
基本ブロックを設定し、そのブロック内をさらに細分化して何に充てるか考える。
基本ブロック内を構成する要素は、3つ。
3つの話題から一つのブロックになるよう設計する。
これが、リズムがいいように思う。
そして、再度、俯瞰してみる。
この時、いただいた資料、取材ノート、本来の主旨などをもう一度確認。
狙いに沿ったものになっているかチェックする。
そうしてはじめて、書き出す。
「書く」というより、ワタシの感覚では原稿は「つくる」イメージに近い。
書くという作業は、ゼロから1を生みだす作業に思える一方で、ワタシらの作業は、すでにあるものを再編集して見せる作業に思えるからだ。
すでに存在しているさまざまな情報を、ある一定の主題に沿って再構成する作業。
原稿作成とは、そのような作業に思える。
その営みは、広告ポスターでも同じだし、パンフレットをつくる時も同じだと思う。
大井さんに調整いただき、再びDropboxというクラウドサービスを使い始めた。
あるプロジェクトチームで、データを共有しながら進めているものだ。
久しぶりに使ってみて、そのカンタンさに驚く。
そして、快適だ。
今まで、メールに添付して受け渡しをしていた写真や文章のデータが、一瞬にして完了する。
しかも、ワタシ以外のチームメンバー皆のデータも確認できるのだ。
スゴイのは、そればかりではない。
普段、持ち歩いているアイフォンからでも、データのすべてがパソコンと同様にストレスなく見ることができる。
このDropboxというサービスを使えば、
しかも、チーム作業で使えば、いろいろなことがスムーズに進むように思う。
いつでも、
どこからでも、
どんな機械からでも、
作業を進めることができる。
チームメンバーのある人は、道南の町の取材先から原稿をアップし、
ある人は、それをオフィスで組み上げるだろう。
また、ある人は出張先のホテルから写真をチェックし、キャプションのアカ入れを行うこともできる。
グループで、ひとつのものを仕上げていくような仕事の時には、
ものすごい威力を発揮するような、そんなクラウド仕事術だ。
Dropboxの使い方を、もっと研究してみようと思う。
自分の特性、すなわち「強み」を知るための非常にすぐれた診断がある。
「さあ、自分(才能)に目覚めよう」日本経済新聞社。
この本についているURLにアクセスし、質問に答えること約30分。
34あるという「個人の資質」から、自分特有の5つが診断される。
これによると、
ワタシの強みはこうだ。
・最上指向
・未来指向
・規律性
・戦略性
・責任感
この特性を意識して、仕事で活かし、成果をあげるようにつとめている。
なかでも、「規律性」。
この資質は、まわりの状況がキチンとコントロールされていることを好むものだ。これを活かし、プロジェクトなどは計画をきっちりと立て実行するタイプだと解説されている。
混乱する状況が好きではない、ともされる。
では、その本質はなにか。
それは「整理」という概念ではないか、と自分では理解している。
例えば、広告チラシをつくる場合。
アピールしたいいろいろな要素をグループ分けして、その関係性を整理する。
その上で、強弱をつけて1枚の紙にレイアウトする。
まさに、ものごとを整理する仕事であると思う。
一方、ワタシの資質には対人関係の強みは見当たらない。
「コミュニケーション」やら「社交性」などはない。
そこは、そういったことが得意な人と組むように心がけている。
お互い、強みを活かしあい、弱みをカバーする。
この「強み」、繰り返し現れる思考習慣であるという。
ならば、これを活かし、日常の生活でもビジネスの現場でも特性を発揮していきたいものだ。
企業にとって今日行うべき仕事は3つ。
1)今日の事業の成果を上げる
2)潜在的な機会を発見する
3)明日のための新しい事業を開拓する
これら3つの仕事には、それぞれ異なるアプローチが必要である。
異なる問題提起が必要である。
しかし、これら3つは切り離すことができない。しかも同時に行わなければならない。いずれも今日行わなければならない。
未来は明日つくるものではない。今日つくるものである。
(「創造する経営者」PFドラッカー)
ドラッカーの本を読んでいて、いつもはっとさせられる部分だ。
気がつけば、日常の忙しさにかまけて、1の今日のことばかりで終わってしまう。
2と3が、まったくおろそかになっている。
祝日のような時、峠の茶屋でひと休みするような時にこそ、この2と3を重点的に考えたいものだ。
再び旭川に出張に行く。
「地域の雇用創出力パワーアップセミナー」の開催運営だ。
全道5か所で開催のラストの回となる。
旭川市大雪クリスタルホールにて。
セミナーは、札幌、函館、北見、釧路、そして今回の旭川。
市町村のご担当者向けに、講師は札幌学院大学の河西邦人先生。
「産業振興と雇用創出の地域戦略」と題して講演、各地の事例を紹介して、パネルディスカッションという3部構成のセミナー。
セミナー開催は無事、終了した。
あとは、事例紹介の冊子をつくるのみとなる。
ラストスパートの取材数件に、集中したい。
夕刻、JRで帰札し、道銀ビルへ。
「第9期マーケティング研究会」の5回目に参加。
こちらは、アドバイザーとして小樽商科大学の近藤公彦先生から、ケーススタディ演習を行っていただく。
うーん、なるほど。
アカデミックなマーケティングの真髄を見た思いがした。
ワタシも会員になっている、ドラッカー学会の大会が開催された。
「第6回ドラッカー学会大会in旭川」。
会場には120名ほどの参加者が集まる。
午前中は、研究会の部。
午後は講演会、そして懇親会がプログラムされている。
今回、ワタシは発表者のひとりとして、また、パネラーのひとりとして登壇させていただいた。
なんと、隣は「もしドラ」の作者・岩崎さんだ。
土井さん、そして佐藤さんらと楽しくパネルディスカッションさせていただいた。
(phot by高塚さん)
会では、遠く九州からも参加された会員さんもいた。
論語の一節ではないが、
「朋あり、遠方より来る、またたのしからずや」
本当に興奮冷めやらずの、楽しい1日であった。
釧路からレンタカーで移動、2時間半を要して道東は清里町へ行く。
もうすぐオホーツク海、という清里町は百名山「斜里岳」がランドマークの酪農のまちだ。
町営温泉に宿泊施設が付いた「ホテル緑清荘」に泊まる。
役場の産業課さんで、雇用と地域活性化についてあれこれ取材。
まちをぐるぐる回り、写真をとって終了。
予定より、少々早く終わったので、摩周湖へ立ち寄る。
神秘の湖、摩周湖。人を寄せ付けない、神々しさがある湖だ。
そして順調に釧路へ戻り、メールチェックを経て、ようやく札幌へ。
途中、JRでは「シカと接触したもようです」とのアナウンスがあり急停車する。
結局、20分遅れで戻ることができた。
なんだか、行きも帰りもいろいろあった出張となった。
台風がもたらす大雨の状況下、釧路市へ来た。
危機一髪、いや、ラッキーにも到着することができた。
当初は、夕方からの移動の予定であった。
が、もろもろ仕事が早く進んだこともあり、1本早い列車で移動しようと思い、駅に向かった。
すると、午前中の列車は運休しているとのこと。
不安になりながらも、札幌駅構内にたどりつくと、さらにその前の列車が遅れて到着、折り返し運転を行うという。
この時、選択肢は2つ。
・この列車に乗って早く到着を目指すも、自由席で座れるかどうかはわからない。
・予定どおりの指定席で行くも、大幅な遅れは覚悟する。
結果、目の前のJRに並び、乗車することにした。
待つこと数十分。
列車は大きく遅れるも、自分としてはほぼ予定どおりの時刻に発車。しかも、座れた。
が、トマム~新得間は列車が走れず、バスによる代替になるという。
それが次のアナウンスでは、トマム~帯広間に広がった。
初めてトマム駅で降ろされ、バスに乗り替える。
1時間半近くを要して、バスは帯広駅に到着。ここから再びJRへ乗車。バスは10台くらいはあっただろうか、全員が到着するまでしばし列車内で待機。
そうこうするうち、22時ごろ、ようやく目的地・釧路へ到着した。
なんだかんだと、都合、8時間近くを要した。
当初ワタシの乗る予定だった列車は、結局は運休になったと駅のアナウンスで知る。
「早めの行動」、「目の前の列車に乗るという決断」
この2つが功を奏し、目的地にたどり着くことができた。
チョーがつくほど、ラッキーな1日でもあった。
台風の雨風がすごい中、家にあったかたずけ本に触発されて、仕事場を整理ことにする。
と、いっても、その対象の多くは本とパンフレットなどの紙の資料だ。
いる、いらない、を判断して
「捨てるもの」、「ブックオフへ売るもの」、「場所を変えて再保存するもの」
この3パターンに仕分ける。
1年以上「読んでいない」、「使っていない」ものは、この際バッサリと捨てる方針にした。
ずいぶんな量となる。
結果、ブックオフでは、ゴルフクラブも一緒に出したことで約4千円にもなった。
「捨てる」ことは「もったいない」という感情が働き、なかなかやりずらい行動だが、「売る」ことは、直接的な利益にもつながり、また、誰かのために再利用になるという心理的な側面もあり、負担は軽い。
そう、ブックオフ・ハードオフさんはなかなかいいビジネスだ。
仕事場のかたずけは、「ちょこっと手をつけた」程度である。
いつか、ばさっと断行し、さらに身軽になりたいと思う。
ブログをアップする精神的余裕がないほど、緊迫した忙しい1週間であった。
雇用対策調査の原稿執筆と、
その結果セミナー&シンポジウム開催。
WEBサイト月末更新。
分譲マンションのマーケティング企画書、
その他、もろもろが重なってしまったためである。
あいだ、函館への日帰り出張もあった。
ここ1年で、まちがいなく最強の1週間であったように思う。
この状態、来週もつづく。
ノートパソコンを持ち歩き、
どこからでもネットにつながり、メールで連絡がとれる時代だからこそのこのありよう。
15年前には考えられなかったほどのスピードで、
仕事も、世の中も回っている。
けれど、政権だけは、すぐ変わらないでほしいなあ・・・