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「デフレの正体」藻谷浩介著を読む

話題の新書、50万部となる「デフレの正体」藻谷浩介著を読む。

なぜ、読もうと思ったのか。

それは「あとがき」に書かれていた、この部分。

「私の本業は、市街地活性化や観光振興、経営企画など地域振興に関する具体的な分野で、地域や企業の方を相手に講演やアドバイスをして歩くことです」。

本書は、これまでの講演3,000回以上にわたって話してきた総論をベースにまとめられているという。

氏の論調は明解だ。

「景気の波いかんではなく、今、日本をおそっている現状は、現役世代数の減少と高齢者の激増が、経済縮小の根源である」ということ。

各種指標がバブル期のピークではなく、その後の1998年ごろであった事実を提示し、それは、「生産性人口」の増減からなるという解説をする。

なるほど。

デフレの正体とは、現役世代の人口減少によるものだそうだ。

こうした現状認識に立った上で、氏はいくつかの処方箋を提示している。

その一つが、「労働者ではなく、外国人観光客・短期定住客の受け入れを」と提言する。

つまりは、減少する現役世代に対して、消費者を外国から呼んでこようという主張だ。

観光は「農業から、製造業、建設業、不動産業、金融業、その他サービス業まで、あらゆる地域産業を活性化する総合産業です」という、観光カリスマの山田圭一郎さんのことばを引きあいに、声を高める。

ワタシもまったく、そう思う。

進むべく方向性に後押しをいただける良書に出会えた。

V6010634

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